Travel Notes / 2026 ・ No.08
池袋から「スタジオツアー東京」へ
ハリー・ポッターの舞台裏を巡る一日。朝9時の回に入って、帰りは池袋の夕景まで
公開
池袋から西武線に乗って15分。としまえんの跡地にある「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 ‐ メイキング・オブ・ハリー・ポッター」は、
映画で実際に使われたセットや小道具、衣装を見て歩ける施設です。
日時指定のチケットの取り方、朝の電車、館内の順路と昼食のタイミング、11月8日までのハロウィーン、
そして帰りに寄りたい公園と池袋の展望台まで、2026年10月の最新情報で一日の流れをまとめました。
この記事の前提と、回り方の考え方
このコースは2026年10月24日(土)の運営時間(8:30開館、最初の回9:00、最後の回17:00、21:00閉館)をもとに組んだ一例です。9月10日から11月8日までは、日本で初めての「闇の魔術のハロウィーン」の期間中です。
このコースで大事にしたのは、次の三つです。
- 朝いちばんの9時の回に入る ── 入場は30分ごとの日時指定制で、時間に余裕を持って見るなら早い回が有利です。公式の目安は3〜4時間。滞在時間に制限はありません
- 昼食は館内の折り返し地点で ── 順路のちょうど真ん中に、屋外の「バックロット」とカフェ、バタービールのバーがあります。ここで昼食をとると、後半を元気に回れます
- 帰りは池袋で夕景を ── 午後の早い時間にスタジオを出て、駅前の公園を少し歩いてから池袋へ。日没(16時55分ごろ)に合わせてサンシャイン60の展望台に上ります
2026年9月29日(火)の夜、施設の一部で火災がありました(すぐに消し止められ、けが人なし)。スタジオツアーは通常どおり営業していますが、デジタルガイドの販売と貸し出しは当面休止です。また、屋外の「夜の騎士バス」は修繕のため展示を休止しており、11月上旬ごろに戻る予定です。11月11日(水)・12日(木)は休館日。出かける前に公式サイトのお知らせを確認してください。
一日のスケジュール
西武池袋駅を 8:12 に出る豊島園行きの各駅停車に乗ると、乗り換えなしで 8:24 に豊島園に着きます。9時の回は8時30分から入館できます。見学と昼食で13時半ごろまで過ごし、豊島園 14:52 発で池袋 15:07 着。夕方は展望台で日の入りを待ちます。
一日の時間配分(番号は地図の場所)
2026年10月24日(土)の運営時間と、NAVITIME の同日の時刻で組んだ一例
| 時刻 | 行程 | 手段・目安 | メモ |
|---|---|---|---|
| 08:00 | 西武池袋駅に集合 | 駅の装飾を見ながら | |
| 08:12 | ① 池袋 → 豊島園(08:24) | 西武線 各停 豊島園行き 12分・210円(IC 207円) | 乗り換えなし |
| 08:30 | スタジオツアー東京に入館 | 駅から徒歩約6分 | 9時の回は30分前から入れる |
| 09:00 | ② ツアー前半(大広間、寮の部屋、禁じられた森 ほか) | 約2時間20分 | 写真はほとんどの場所で撮れる |
| 11:20 | ② バックロットで昼食・バタービール | 約40分 | 順路の折り返し地点 |
| 12:00 | ② ツアー後半(9と3/4番線、魔法省、ダイアゴン横丁) | 約1時間30分 | 9と3/4番線は撮影の列ができやすい |
| 13:30 | ショップ | 約40分 | ロビーにある。退館後は戻れない |
| 14:10 | 練馬城址公園を散歩 | 約30分 | 石神井川沿いと芝生広場 |
| 14:52 | 豊島園 → 池袋(15:07) | 西武線 各停 池袋行き 15分・210円 | 乗り換えなし |
| 15:15 | サンシャインシティ | 池袋駅から徒歩約10分 | 買い物・休憩 |
| 16:30 | ③ サンシャイン60展望台 | 土日 900円(時間指定) | 日没 16:55ごろ |
| 17:45 | 池袋駅へ | 徒歩約10分 | 解散 |
チケットと予算
チケットは日時指定制です。公式サイトのチケットページから日付と入場時間を選んで買い、当日はスマートフォンに表示したバーコードで入ります。窓口でも売っていますが、希望の時間が売り切れていることがあるので、前もってオンラインで買っておきましょう。料金は2026年7月1日から改定され、日付と時間によって変わります。
| チケット | 大人(18歳以上) | 中人(12〜17歳) | 小人(4〜11歳) |
|---|---|---|---|
| 一般チケット | 6,600〜7,300円 | 5,500〜6,000円 | 4,000〜4,400円 |
| パッケージチケット | 10,080〜10,780円 | 8,980〜9,480円 | 7,480〜7,880円 |
| アフタヌーンティー付き | 14,000〜14,700円 | 12,900〜13,400円 | 11,400〜11,800円 |
| 練馬区民割引(13時以降の回) | 5,000円 | 4,150円 | 3,000円 |
3歳以下は無料(乳幼児チケットを選ぶ)。支払いはクレジットカード(3Dセキュア)かセブン‐イレブン。日付の変更は1回1,500円。ガイドツアーは9月7日〜11月10日は行っていません。
| 項目 | 大人1人の目安 | メモ |
|---|---|---|
| 入場チケット | 6,600〜7,300円 | 日時によって変わる。購入画面で確認 |
| 電車(池袋 ⇄ 豊島園) | 420円(IC 414円) | 西武線 片道210円 |
| 昼食・バタービール | 2,000〜3,000円 | 目安。メニューと値段は公式サイトで |
| サンシャイン60展望台 | 900円 | 土日・祝日、Web の時間指定券 |
| 合計 | およそ9,900〜11,600円 | おみやげ代は別 |
① 朝 ── 池袋から豊島園へ
出発は西武池袋駅。JRや地下鉄の池袋駅とつながっています。2023年の改装で、駅の中にはスタジオツアーの雰囲気を伝える装飾が加わりました。
乗るのは「豊島園」行きの各駅停車です。西武池袋線の電車の一部は、練馬駅から豊島線に入ってそのまま豊島園まで走ります。行き先が「豊島園」なら乗り換えなし、それ以外(飯能行きなど)に乗ったときは練馬で豊島線に乗り換えます(豊島線は練馬から1駅、約2分)。ハリー・ポッターのラッピング電車「スタジオツアー東京 エクスプレス」に当たることもあります。
終点の豊島園駅は、赤い柱が並ぶホームと、駅前の「魔法列車」が目印。改札を出て北へ進み、石神井川を渡ればスタジオの敷地です。公式の案内では駅から徒歩2分。建物の入口までは、敷地の中を歩いて6分ほど見ておきましょう。
新宿からなら、都営大江戸線で豊島園まで乗り換えなしの約20分。大江戸線の豊島園駅は西武の駅のすぐ東にあり、A2出口からの道がいちばん近いです。羽田空港からは、2026年3月に「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京」に停まるリムジンバスも走り始めました。車の場合、駐車場は1台2,000円です。
② 前半 ── 大広間から禁じられた森まで
入館したら、まずロビーで身軽になりましょう。有料のコインロッカーが屋内と屋外にあり、大きなスーツケースは屋外のロッカーに。ロビーにはメインショップとフードホール、カフェがあります。9時の回が呼ばれたら、いよいよツアーの始まりです。
- 大広間 ── ツアー最初の大きな見せ場。映画で使われたホグワーツの大広間に、そのまま足を踏み入れます
- ホグワーツの暮らし ── グリフィンドールの談話室や寝室、スリザリンの談話室、図書館、動く階段など、学校の中のセットが続きます
- 衣装と小道具 ── 衣装、杖、魔法の道具が、作り手の工夫の説明と一緒に並びます
- 禁じられた森 ── 薄暗い森のセット。クリーチャーの仕掛けにも注目です
写真と動画は、プレショーとグリーンスクリーンの撮影エリアを除いて、ほとんどの場所で撮影できます。ただし館内での集合写真は控えるルールです。みんなで撮るなら、退館後に入口前の広場で。この記事では作品の権利に配慮して、館内の写真は載せていません。
② 昼 ── バックロットでひと休み
森を抜けると、屋外の「バックロット」に出ます。ここには映画の撮影所の屋外セットが並び、ツアーの真ん中で外の空気を吸える場所です(夜の騎士バスは、いまは修繕のため休止中)。
- バックロットカフェ ── 温かい食事や軽食、スイーツ、季節のメニュー。ツアーの途中で入れる食事どころです
- バタービール バー ── 公式が「世界最大」とうたうバタービールのバー。公式の説明では「さわやか」な味わいです
レストランとカフェは席の予約ができないので、ピークの12時台を少し外した11時台に入るのがおすすめ。食物アレルギーに配慮したメニューもあり、食事制限がある人は自分の食べ物を持ち込めます。アフタヌーンティー(7,500円)はバックロットカフェの専用席で、閉館3時間前までの開始・90分制です。
② 後半 ── 9と3/4番線、魔法省、ダイアゴン横丁
- 9と3/4番線とホグワーツ特急 ── ホームに実物大の蒸気機関車が止まり、客車の中にも入れます。写真の列ができやすいので、時間に余裕を
- 魔法省 ── 東京でしか見られない、フルスケールのセットに足を踏み入れられます
- ダイアゴン横丁 ── 魔法の店が並ぶ通り。グリンゴッツ魔法銀行も
- 最後の部屋 ── 撮影に使われた大きなホグワーツ城の模型が、ツアーの締めくくりです
ツアーは一方通行で、再入場はできません。見落としがないよう、気になったセットはその場でじっくり見ておきましょう。順路の最後はロビーに戻り、ショップへつながります。
11月8日まで ── 闇の魔術のハロウィーン
2026年9月10日(木)〜11月8日(日)は、闇の魔術をテーマにしたハロウィーンの期間です。追加料金なしで、いつものツアーに次の演出が加わります。
- 大広間のハロウィーン装飾 ── 宙に浮かぶかぼちゃのランタンと、テーブルいっぱいのお菓子
- 死喰い人(デスイーター)の出没 ── 館内の「闇の印」のある場所に現れます。出没の時刻と場所の目安は公式サイトの画像で(当日変わることもあります)
- 禁じられた森の吸魂鬼(ディメンター)
- 期間限定メニュー ── フードホールのハロウィーンバーガーや「禁じられた森」のパンケーキ、フロッグカフェの闇の印のミルクシェイクなど
夜の特別ツアー「ナイトツアー」、子ども向けの杖の戦いのレッスン、大広間のディナーなどは別料金・要予約のプログラムです。販売状況はチケットページで確認してください。
午後 ── ショップと練馬城址公園
ショップはロビーにあり、杖やローブ、お菓子が並びます。公式は「ツアーの前に杖やローブを買えば、気分が盛り上がる」とすすめていますが、荷物を増やしたくなければ最後に。退館すると戻れないので、出る前に買い忘れがないか確かめましょう。
外に出たら、駅との間に広がる練馬城址公園へ。としまえんの跡地の一部が、2023年5月に都立公園として開園しました。石神井川沿いの散歩道や芝生広場があり、ツアーのあとに足を休めるのにぴったりです。
ゆっくりしたい人は、駅のすぐ北の豊島園 庭の湯(10:00〜23:00、最終受付22:00)で温泉に浸かるのもいい選択です。この場合は池袋の展望台を夜景に回しましょう。
③ 夕方 ── 池袋に戻って展望台へ
帰りも西武線の池袋行きで乗り換えなし(14:52 発 → 15:07 着)。池袋駅から東へ歩いて10分ほどのサンシャインシティで休んだら、サンシャイン60の展望台「てんぼうパーク」へ。10月24日の日没は16時55分ごろなので、16時半に上れば夕景から夜景まで続けて見られます。
展望台の料金は土日・祝日900円(平日700円)。土日・祝日と混雑日は Web の時間指定券が必要です。
出かける前に
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 入場時間 | 指定時間の30分以内に入場。9時の回は30分前から入れる。遅れたときは次の空いている回への案内になることも |
| 再入場 | できない(ガイドツアー・アドバンスを除く) |
| 荷物 | 有料ロッカーが屋内・屋外にある。大きな荷物は屋外へ |
| 写真 | ほとんどの場所で撮影可。プレショーとグリーンスクリーンの場所は不可。館内での集合写真は控える |
| 食事 | 館内に4か所。席の予約は不可。アレルギーに配慮したメニューあり |
| 車いす・ベビーカー | 持ち込み可(電動カートは不可)。無料貸し出しあり(3日前までに予約可、台数に限り) |
| 窓口 | 現金・クレジットカードは使えるが、交通系ICなどの電子マネーは不可 |
| 休館日 | 2026年11月11日(水)・12日(木) |
結 — 一枚まとめ
- 池袋から西武線の「豊島園」行きで12〜15分、210円。違う行き先なら練馬で乗り換え。新宿からは大江戸線で約20分。
- チケットは日時指定。大人6,600〜7,300円(2026年7月から)。前もってオンラインで。
- 朝9時の回に入り、3〜4時間。昼食は順路の真ん中のバックロットで。再入場はできない。
- 東京だけの魔法省、9と3/4番線、ダイアゴン横丁は後半。11月8日までは闇の魔術のハロウィーン。
- 帰りは練馬城址公園を歩き、池袋に戻ってサンシャイン60で夕景(日没16:55ごろ)。デジタルガイドは休止中、11/11・12は休館。
参考
- スタジオツアー東京 公式サイト(お知らせ)
- 公式 — チケット
- 公式 — チケット価格改定のお知らせ(2026年7月1日〜)
- 公式 — 運営時間
- 公式 — よくある質問
- 公式 — ご来場ガイド
- 公式 — 闇の魔術のハロウィーン
- 公式 — レストラン&カフェ
- 公式 — 交通アクセス
- 公式 — 池袋駅から始まるスタジオツアー東京の旅
- 西武鉄道 — 池袋駅・豊島園駅リニューアル記念セレモニー(2023年)
- 豊島園 庭の湯
- サンシャイン60展望台 てんぼうパーク — チケット
- 国土地理院 — 地理院タイル一覧
料金・営業時間・イベントは2026年10月8日時点の公式サイト、電車の時刻と運賃は NAVITIME(2026年10月24日)によります。写真は Wikimedia Commons の再利用可能なライセンスのもので、駅や建物の外観、公園、街の風景に限りました。地図の空中写真は撮影時期が古く、遊園地「としまえん」が営業していたころの姿です。
旅ノート No.8 — 池袋から「スタジオツアー東京」へ / 2026.10