Film Notes / 2026 ・ No.01
マーベル映画を時系列で観る
MCU 全38作品を、物語の中の時間の順に並べ直したストーリー年表
公開
『アイアンマン』から始まり、『アベンジャーズ』『キャプテン・アメリカ』『スパイダーマン』へ。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の映画は、2026年10月までに38作になりました。
ただ、公開された順と、物語の中で起きた順は同じではありません。この記事では38作を作中の時間の順に並べ、
年代ごとの流れ、シリーズ別の順番、MCU の外の作品との関係、そして初めての人におすすめの観る順番まで整理します。
この記事について
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)は、マーベル・スタジオが2008年の『アイアンマン』から作り続けている映画シリーズです。一つひとつの作品が独立した映画でありながら、登場人物や出来事が作品をまたいでつながり、全体で一つの大きな物語になっています。
- 対象 ── 2026年10月までに公開された MCU の劇場映画38作。Disney+ のドラマシリーズは、話の流れに必要なところだけ触れます
- 並べ方 ── Disney+ が公開している「タイムライン順」(2025年11月の更新)をもとにし、そこに入っていない『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』と、2026年7月公開の『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』を物語の流れに合わせて入れました
- 作中の年 ── 作品の描写や公式の年表をもとにした目安です。作品どうしで矛盾するところもあり、ファンの間でも説が分かれます
映画の場面写真やポスター、キャラクターの絵は、マーベル・スタジオ(ディズニー)やソニー・ピクチャーズの著作物です。ブログに載せるには権利者の許諾が必要で、引用として載せる場合も条件が厳しいため、この記事では場面写真を使わず、自作の図と表で整理しています。予告編は、公式サイトや公式の動画チャンネルでご覧ください。
あらすじは、物語の順番を説明するのに必要な範囲にとどめています。それでも『インフィニティ・ウォー』『エンドゲーム』の大きな展開には触れるので、まだ観ていない人は気をつけてください。
ざっくり全体像
38作を作中の年で並べると、大きく八つの時期に分かれます。いちばん大事なのは、『エンドゲーム』で物語が5年先へ飛ぶことです。『インフィニティ・ウォー』(2018年)で宇宙の生命の半分が消え、残された人々の5年間を経て、物語は2023年へ進みます。ファンの間で「指パッチン(スナップ)」と呼ばれる出来事で、ここを境に MCU の時間は前後に分かれます。
作中の年で見た MCU の流れ
点線のところで物語が5年飛びます。2023年以降の作品は、どれも「5年後の世界」が前提です
サーガとフェーズ
マーベル・スタジオは作品をフェーズ(公開時期のまとまり)で区切り、いくつかのフェーズをまとめてサーガと呼んでいます。フェーズ1〜3が、6つのインフィニティ・ストーンをめぐるインフィニティ・サーガ。フェーズ4〜6が、無数の並行世界(マルチバース)を舞台にしたマルチバース・サーガです。
二つのサーガと六つのフェーズ
たとえば『キャプテン・マーベル』はフェーズ3の作品ですが、物語は1995年。公開順と時系列がずれる代表例です
時系列順・全38作品一覧
まずは全体を一枚の表で。左の番号が、物語の中の順番です。右の「公開年」は米国での公開年で、日本でもほとんどが同じ年に公開されています(『ノー・ウェイ・ホーム』は日本では2022年1月)。
| # | 作品(邦題) | 作中の年(目安) | 公開年 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 1 | キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー | 1943〜45年 | 2011 | 第二次世界大戦。スティーブ・ロジャースが超人兵士になる |
| 2 | キャプテン・マーベル | 1995年 | 2019 | 90年代の地球。若き日のニック・フューリーも登場 |
| 3 | アイアンマン | 2010年 | 2008 | トニー・スタークがアイアンマンになる。MCU の出発点 |
| 4 | アイアンマン2 | 2011年 | 2010 | 前作の半年後。ブラック・ウィドウ初登場 |
| 5 | インクレディブル・ハルク | 2011年 | 2008 | ブルース・バナー(演:エドワード・ノートン)の逃亡劇 |
| 6 | マイティ・ソー | 2011年 | 2011 | ソーが神々の国アスガルドから地球へ追放される |
| 7 | アベンジャーズ | 2012年 | 2012 | ヒーローが初めて集結。ニューヨークの戦い |
| 8 | マイティ・ソー/ダーク・ワールド | 2013年 | 2013 | ロンドンが舞台。インフィニティ・ストーンの一つが登場 |
| 9 | アイアンマン3 | 2012年末 | 2013 | ニューヨークの戦いの後のクリスマス |
| 10 | キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー | 2014年 | 2014 | 組織 S.H.I.E.L.D. の内部に潜む敵 |
| 11 | ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー | 2014年 | 2014 | 宇宙が舞台。はみ出し者のチームが生まれる |
| 12 | ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス | 2014年 | 2017 | 前作の数か月後 |
| 13 | アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン | 2015年 | 2015 | 人工知能ウルトロンとソコヴィアの戦い |
| 14 | アントマン | 2015年 | 2015 | スコット・ラングが2代目アントマンに |
| 15 | シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ | 2016年 | 2016 | ソコヴィア協定をめぐってアベンジャーズが分裂 |
| 16 | ブラック・ウィドウ | 2016年 | 2021 | シビル・ウォー直後のナターシャ・ロマノフ |
| 17 | ブラックパンサー | 2016年 | 2018 | ティ・チャラが王国ワカンダの王になる |
| 18 | スパイダーマン:ホームカミング | 2016年 | 2017 | シビル・ウォーの後、高校生ピーター・パーカーの日常 |
| 19 | ドクター・ストレンジ | 2016〜17年 | 2016 | 天才外科医が魔術の道へ |
| 20 | マイティ・ソー バトルロイヤル | 2017年 | 2017 | ソーとハルクが宇宙で再会 |
| 21 | アントマン&ワスプ | 2018年 | 2018 | 量子の世界。エンドゲームへの伏線 |
| 22 | アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー | 2018年 | 2018 | 6つのストーンを集めるサノスとの戦い |
| 23 | アベンジャーズ/エンドゲーム | 2018年 → 2023年 | 2019 | 物語が5年後へ飛ぶ。インフィニティ・サーガの完結 |
| 24 | シャン・チー/テン・リングスの伝説 | 2024年 | 2021 | 十の腕輪をめぐる父と子の物語 |
| 25 | スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム | 2024年 | 2019 | エンドゲームの8か月後。ヨーロッパへの修学旅行 |
| 26 | エターナルズ | 2024年(7千年前から) | 2021 | 人類を見守ってきた不死の種族 |
| 27 | スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム | 2024年 | 2021 | 呪文の失敗でマルチバースの扉が開く |
| 28 | ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス | 2024年 | 2022 | マルチバースを渡り歩く危険な旅 |
| 29 | ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー | 2025年 | 2022 | 王を失ったワカンダと海底の王国 |
| 30 | ソー:ラブ&サンダー | 2025年 | 2022 | 神々を狙う「神殺し」との戦い |
| 31 | アントマン&ワスプ:クアントマニア | 2025年 | 2023 | 量子の世界で征服者カーンと出会う |
| 32 | ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3 | 2026年 | 2023 | ロケットの過去をめぐるチーム最後の旅 |
| 33 | マーベルズ | 2026年 | 2023 | 3人のヒーローの力が入れ替わる |
| 34 | デッドプール&ウルヴァリン | 2024年ごろ(別の宇宙が中心) | 2024 | 時間管理局(TVA)と、別の宇宙の X-MEN 世界 |
| 35 | キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド | 2027年 | 2025 | サム・ウィルソンが新しいキャプテン・アメリカに |
| 36 | サンダーボルツ* | 2027年 | 2025 | 訳ありの元工作員たちがチームを組む |
| 37 | スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ | 2028年ごろ(ノー・ウェイ・ホームの4年後) | 2026 | だれもがピーターを忘れた世界で |
| 38 | ファンタスティック4:ファースト・ステップ | 別の地球(Earth-828) | 2025 | レトロな未来の雰囲気の、MCU とは別の地球 |
『アイアンマン3』は2012年のクリスマスの話ですが、Disney+ のタイムライン順では『ダーク・ワールド』の後に置かれています。どちらを先に観ても話はつながります。
1940年代〜1995年 ── 始まりの前日譚
| 作品(邦題) | 作中の年(目安) | 公開年 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー | 1943〜45年 | 2011 | 第二次世界大戦。スティーブ・ロジャースが超人兵士になる |
| キャプテン・マーベル | 1995年 | 2019 | 90年代の地球。若き日のニック・フューリーも登場 |
物語のいちばん最初は、第二次世界大戦のさなか。体の弱い青年スティーブ・ロジャースが、超人兵士計画によってキャプテン・アメリカになります。この作品で、のちの物語の鍵になる宇宙の力をもつ「キューブ」と、組織ヒドラが登場します。
次に来るのが1995年の『キャプテン・マーベル』。公開は2019年と遅いのですが、のちに S.H.I.E.L.D. の長官になるニック・フューリーの若き日が描かれ、「アベンジャーズ」という名前の由来にもつながる、いわば前日譚です。
2010〜2012年 ── アベンジャーズ結成まで
| 作品(邦題) | 作中の年(目安) | 公開年 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| アイアンマン | 2010年 | 2008 | トニー・スタークがアイアンマンになる。MCU の出発点 |
| アイアンマン2 | 2011年 | 2010 | 前作の半年後。ブラック・ウィドウ初登場 |
| インクレディブル・ハルク | 2011年 | 2008 | ブルース・バナー(演:エドワード・ノートン)の逃亡劇 |
| マイティ・ソー | 2011年 | 2011 | ソーが神々の国アスガルドから地球へ追放される |
| アベンジャーズ | 2012年 | 2012 | ヒーローが初めて集結。ニューヨークの戦い |
MCU の現代編は、実業家トニー・スタークがアイアンマンになるところから始まります。続いて、怪物ハルクに変身してしまう科学者ブルース・バナー、神々の国アスガルドから追放されたソーの物語が、ほぼ同じ時期に進みます。『アイアンマン2』『インクレディブル・ハルク』『マイティ・ソー』はどれも2011年ごろの出来事で、順番を入れ替えても大きな問題はありません。
そして2012年、『アベンジャーズ』でヒーローたちが初めて一つのチームになり、異星人の軍勢とニューヨークで戦います。この戦いが、その後の多くの作品の出発点になります。
2012〜2015年 ── 宇宙とウルトロン
| 作品(邦題) | 作中の年(目安) | 公開年 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| マイティ・ソー/ダーク・ワールド | 2013年 | 2013 | ロンドンが舞台。インフィニティ・ストーンの一つが登場 |
| アイアンマン3 | 2012年末 | 2013 | ニューヨークの戦いの後のクリスマス |
| キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー | 2014年 | 2014 | 組織 S.H.I.E.L.D. の内部に潜む敵 |
| ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー | 2014年 | 2014 | 宇宙が舞台。はみ出し者のチームが生まれる |
| ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス | 2014年 | 2017 | 前作の数か月後 |
| アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン | 2015年 | 2015 | 人工知能ウルトロンとソコヴィアの戦い |
| アントマン | 2015年 | 2015 | スコット・ラングが2代目アントマンに |
ニューヨークの戦いのあと、ヒーローたちはそれぞれの道へ。トニーは戦いの後遺症に苦しみ(『アイアンマン3』)、スティーブは S.H.I.E.L.D. の内部に潜んでいたヒドラと向き合います(『ウィンター・ソルジャー』)。同じころ宇宙では、はみ出し者の集まりガーディアンズ・オブ・ギャラクシーが誕生します。
2015年、トニーが生み出した人工知能ウルトロンが暴走し、アベンジャーズは東欧の国ソコヴィアで戦います(『エイジ・オブ・ウルトロン』)。この戦いの被害が、次の時期の大きな対立の火種になります。
2016〜2018年 ── 分裂、そしてサノス
| 作品(邦題) | 作中の年(目安) | 公開年 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ | 2016年 | 2016 | ソコヴィア協定をめぐってアベンジャーズが分裂 |
| ブラック・ウィドウ | 2016年 | 2021 | シビル・ウォー直後のナターシャ・ロマノフ |
| ブラックパンサー | 2016年 | 2018 | ティ・チャラが王国ワカンダの王になる |
| スパイダーマン:ホームカミング | 2016年 | 2017 | シビル・ウォーの後、高校生ピーター・パーカーの日常 |
| ドクター・ストレンジ | 2016〜17年 | 2016 | 天才外科医が魔術の道へ |
| マイティ・ソー バトルロイヤル | 2017年 | 2017 | ソーとハルクが宇宙で再会 |
| アントマン&ワスプ | 2018年 | 2018 | 量子の世界。エンドゲームへの伏線 |
| アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー | 2018年 | 2018 | 6つのストーンを集めるサノスとの戦い |
2016年、ヒーローを国連の管理下に置くソコヴィア協定をめぐって、アベンジャーズはスティーブ派とトニー派に分かれて戦います(『シビル・ウォー』)。この作品で、ブラックパンサーと、MCU のスパイダーマン(演:トム・ホランド)が初めて登場します。『ブラック・ウィドウ』『ブラックパンサー』『ホームカミング』は、どれもシビル・ウォーの直後の話です。
そして2018年、宇宙の生命の半分を消そうとするサノスが、6つのインフィニティ・ストーンを集めて地球に迫ります(『インフィニティ・ウォー』)。『アントマン&ワスプ』はその直前の話で、ラストが次の作品へ直接つながります。
2018年 → 2023年 ── 5年の空白とエンドゲーム
| 作品(邦題) | 作中の年(目安) | 公開年 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| アベンジャーズ/エンドゲーム | 2018年 → 2023年 | 2019 | 物語が5年後へ飛ぶ。インフィニティ・サーガの完結 |
『エンドゲーム』は、インフィニティ・ウォーの直後から始まり、途中で5年後の2023年へ飛びます。残されたヒーローたちが最後の作戦に挑み、2008年から続いてきたインフィニティ・サーガが完結します。
ここから先の作品は、すべて「消えた人々が5年ぶりに戻ってきた世界」が前提です。年齢の差ができた家族や、5年分の時間を失った人々など、この空白が多くの作品の背景になっています。
2024〜2025年 ── マルチバースの扉
| 作品(邦題) | 作中の年(目安) | 公開年 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| シャン・チー/テン・リングスの伝説 | 2024年 | 2021 | 十の腕輪をめぐる父と子の物語 |
| スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム | 2024年 | 2019 | エンドゲームの8か月後。ヨーロッパへの修学旅行 |
| エターナルズ | 2024年(7千年前から) | 2021 | 人類を見守ってきた不死の種族 |
| スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム | 2024年 | 2021 | 呪文の失敗でマルチバースの扉が開く |
| ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス | 2024年 | 2022 | マルチバースを渡り歩く危険な旅 |
| ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー | 2025年 | 2022 | 王を失ったワカンダと海底の王国 |
| ソー:ラブ&サンダー | 2025年 | 2022 | 神々を狙う「神殺し」との戦い |
| アントマン&ワスプ:クアントマニア | 2025年 | 2023 | 量子の世界で征服者カーンと出会う |
エンドゲームのあとの世界で、新しいヒーローたちの物語が始まります(『シャン・チー』『エターナルズ』)。スパイダーマンは、正体が世界に知られてしまい、ドクター・ストレンジの呪文に頼った結果、マルチバース(並行世界)の扉が開いてしまいます(『ノー・ウェイ・ホーム』)。続く『マルチバース・オブ・マッドネス』で、マルチバースの危険がはっきり描かれます。
『クアントマニア』では、マルチバース・サーガの大きな敵として予告されていた征服者カーンが登場しました。なお、このあたりの流れは Disney+ のドラマ『ロキ』『ワンダヴィジョン』とも深くつながっています。
2026年〜 ── 新しいヒーローたち
| 作品(邦題) | 作中の年(目安) | 公開年 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3 | 2026年 | 2023 | ロケットの過去をめぐるチーム最後の旅 |
| マーベルズ | 2026年 | 2023 | 3人のヒーローの力が入れ替わる |
| デッドプール&ウルヴァリン | 2024年ごろ(別の宇宙が中心) | 2024 | 時間管理局(TVA)と、別の宇宙の X-MEN 世界 |
| キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド | 2027年 | 2025 | サム・ウィルソンが新しいキャプテン・アメリカに |
| サンダーボルツ* | 2027年 | 2025 | 訳ありの元工作員たちがチームを組む |
| スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ | 2028年ごろ(ノー・ウェイ・ホームの4年後) | 2026 | だれもがピーターを忘れた世界で |
ガーディアンズの最後の旅(『VOLUME 3』)を経て、物語の中心は新しい世代へ移ります。スティーブから盾を託されたサム・ウィルソンが新しいキャプテン・アメリカになり(『ブレイブ・ニュー・ワールド』)、訳ありの元工作員たちのチームが生まれます(『サンダーボルツ*』)。『デッドプール&ウルヴァリン』は、時間を管理する組織 TVA と、かつての X-MEN 映画の世界を行き来する作品で、Disney+ の並びではこの位置に置かれています。
最新作の『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』(2026年7月31日 日米同時公開)は、ノー・ウェイ・ホームの4年後。だれもがピーター・パーカーを忘れた世界で、彼がヒーローを続ける物語です。
| 作品(邦題) | 作中の年(目安) | 公開年 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| ファンタスティック4:ファースト・ステップ | 別の地球(Earth-828) | 2025 | レトロな未来の雰囲気の、MCU とは別の地球 |
『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』(2025年)は、MCU の世界とは別の地球(Earth-828)が舞台です。1960年代を思わせるレトロな未来の世界観で、Disney+ のタイムライン順でも最後に置かれています。この地球のヒーローたちが今後の作品でどう関わってくるのかが、次の大きな見どころです。
シリーズ別に見る順番
「このヒーローの話だけを追いたい」という人のために、主なシリーズを物語の順に並べました。ほかのヒーローが大きく活躍する作品は( )で示しています。
| シリーズ | 物語の順番 |
|---|---|
| キャプテン・アメリカ | ザ・ファースト・アベンジャー → ウィンター・ソルジャー → シビル・ウォー → ブレイブ・ニュー・ワールド(4作目からはサム・ウィルソンが主役) |
| アイアンマン | アイアンマン → アイアンマン2 → アイアンマン3(→ シビル・ウォー、ホームカミングにも登場) |
| ハルク | インクレディブル・ハルク(単独作はこの1本)→ アベンジャーズ各作、マイティ・ソー バトルロイヤル(ブランド・ニュー・デイにも登場) |
| スパイダーマン | (シビル・ウォーで初登場)→ ホームカミング → ファー・フロム・ホーム → ノー・ウェイ・ホーム → ブランド・ニュー・デイ |
| アベンジャーズ | アベンジャーズ → エイジ・オブ・ウルトロン → インフィニティ・ウォー → エンドゲーム →(ドゥームズデイ、2026年12月公開予定) |
| マイティ・ソー | マイティ・ソー → ダーク・ワールド → バトルロイヤル → ラブ&サンダー |
| ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー | ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー → リミックス → VOLUME 3 |
| アントマン | アントマン → アントマン&ワスプ → クアントマニア |
| ドクター・ストレンジ | ドクター・ストレンジ →(ノー・ウェイ・ホーム)→ マルチバース・オブ・マッドネス |
| ブラックパンサー | (シビル・ウォーで初登場)→ ブラックパンサー → ワカンダ・フォーエバー |
| キャプテン・マーベル | キャプテン・マーベル → マーベルズ |
MCU の外の作品と、別の宇宙
「スパイダーマン」や「ハルク」の映画には、MCU に含まれない作品もあります。混ざりやすいので整理しておきましょう。
MCU と、ほかの映画シリーズの関係
NWH は『ノー・ウェイ・ホーム』、D&W は『デッドプール&ウルヴァリン』。別の宇宙の作品は、マルチバースを通じて MCU と交わります
- ソニーの過去のスパイダーマン ── トビー・マグワイア主演の3作(2002〜07年)と、アンドリュー・ガーフィールド主演の2作(2012・14年)は MCU とは別のシリーズ。ただし『ノー・ウェイ・ホーム』でマルチバースを通じて交わります。観ておくと、この作品の楽しさがぐっと増します
- ソニーの「ヴェノム」などの作品 ── スパイダーマンの仲間や敵を主役にしたソニーの作品群も、MCU とは別の扱いです
- 映画『ハルク』(2003年) ── アン・リー監督の作品で、MCU とはつながりません。MCU のハルクは『インクレディブル・ハルク』(2008年)から
- 20世紀フォックスの X-MEN 映画 ── 長く別のシリーズでしたが、『デッドプール&ウルヴァリン』で MCU と交わりました
どの順番で観るのがいい?
| こんな人に | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 初めて観る | 公開順(アイアンマンから) | 作り手が想定した順番。正体や伏線が明かされる驚きを、そのまま味わえる |
| 2周目・おさらい | この記事の時系列順 | 出来事の因果がつながり、登場人物の歩みが一本の線で見える |
| 時間がない | アベンジャーズの4作を軸に | アベンジャーズ → エイジ・オブ・ウルトロン → シビル・ウォー → インフィニティ・ウォー → エンドゲーム。気になったヒーローの単独作を足していく |
| ドゥームズデイの予習 | 最近の作品を中心に | エンドゲーム以降、特にブレイブ・ニュー・ワールド、サンダーボルツ*、ファンタスティック4、ブランド・ニュー・デイ |
Disney+ には、作品をタイムライン順に並べたコレクションがあります。スパイダーマンの単独作はソニー・ピクチャーズの作品なので、配信先が違うことがあります。
これからの公開予定
- 『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』 ── 2026年12月18日(金)日米同時公開。エンドゲーム以来の「アベンジャーズ」の新作で、フェーズ6の大きな山場です
- 『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ』 ── 2027年冬に公開予定と発表されています。マルチバース・サーガの締めくくりになる作品です
公開予定は2026年10月11日時点の発表によります。変更されることがあるので、最新の情報は公式サイトで確認してください。
結 — 一枚まとめ
- MCU の映画は2026年10月までに38作。公開順と物語の順は違い、時系列のいちばん最初は『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(1940年代)。
- 現代編はアイアンマン(2010年ごろ)→ アベンジャーズ(2012年)→ シビル・ウォー(2016年)→ インフィニティ・ウォー(2018年)と進む。
- 『エンドゲーム』で物語が5年飛び、2023年へ。ここでインフィニティ・サーガが完結。
- その後はマルチバース・サーガ。ノー・ウェイ・ホームで並行世界の扉が開き、最新はブランド・ニュー・デイ(NWH の4年後)。ファンタスティック4は別の地球の話。
- 初めてなら公開順、2周目は時系列順。次は12月18日の『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』。
参考
- The Direct — Disney+ Reveals New MCU Timeline With The Fantastic Four(2025年11月)
- Tech Advisor — How to watch Marvel movies and series in order
- Wikipedia — Spider-Man: Brand New Day
- 映画.com — スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ
- リアルサウンド — 『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』邦題決定・2026年12月18日公開
- TheWrap — Marvel Pushes Avengers: Doomsday, Secret Wars to Winter 2026, 2027
- ジョルダン映画 — 『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』
- Marvel.com — Movies
- 文化庁 — 著作権
作品の並びは Disney+ のタイムライン順(2025年11月の更新)をもとにし、作中の年は作品の描写と公開されている年表をもとにした目安です。公開年は米国での公開年です。映画の場面写真やポスターは権利者の許諾が必要なため載せていません。図と表は筆者が作成しました。
映画ノート No.1 — マーベル映画を時系列で観る / 2026.10