Travel Notes / 2026 ・ No.05

奥多摩 日帰りルート

東京の西の端、奥多摩湖から多摩川に沿って、渓谷と吊り橋と酒蔵をめぐる

公開

紅葉した山の斜面ごしに見下ろす、日差しを受けて光る奥多摩湖と湖畔の集落。奥に幾重にも重なる山並み
奥多摩湖。11月の紅葉の時期には、湖を囲む山が赤や黄色に染まります写真:Guilhem Vellut / Wikimedia Commons(CC BY 2.0、トリミング・縮小)

土休日の朝、東京駅からホリデー快速おくたまで奥多摩駅へ。バスで奥多摩湖に上がって小河内ダムを歩き、
駅に戻ったら、氷川渓谷の吊り橋、白丸ダムの魚道、鳩ノ巣渓谷と、多摩川の流れに沿って下っていきます。
最後は御岳渓谷の遊歩道を歩いて沢井の酒蔵・澤乃井へ。乗り物と滞在時間まで、時刻つきでまとめました。

一

ルートの考え方

CORE

いちばん奥の奥多摩湖まで先に上がり、あとは多摩川の流れと同じ向きに下っていくルートです。青梅線の駅をひとつずつ東京寄りへ戻りながら、駅と駅のあいだは渓谷沿いを歩きます。帰りの電車に乗るころには、山あいから少しずつ里へ下りてきています。

このルートを組むうえで考えたのは、次の三つです。

  • 奥多摩湖は朝いちばんに ── 湖へのバスは1時間に1〜3本。いちばん遠い場所に朝のうちに行っておけば、帰りの時間を気にせずに済みます
  • 電車は「ひと駅ぶん」だけ使う ── 奥多摩から白丸、鳩ノ巣から御嶽と、電車に乗るのは短い区間だけ。白丸〜鳩ノ巣と御嶽〜沢井は、川沿いの道を歩いてつなぎます
  • 最後は酒蔵で一息 ── 歩き終えた夕方に、川を見下ろす澤乃井園で一杯。沢井駅はすぐ上なので、帰りの電車まで落ち着いて過ごせます
奥多摩の山あいの空中写真に、1日の動線と5つのスポットを描いた地図。奥多摩駅からバスで奥多摩湖へ、駅に戻って青梅線で白丸へ、鳩ノ巣まで歩いて御嶽へ、御岳渓谷を沢井まで歩き、東京へ戻る
ルート全体の地図。国土地理院の空中写真に、乗り物ごとに色を分けて動線を描きました。番号は立ち寄る順です(クリックで拡大)
奥多摩駅から鳩ノ巣駅までの空中写真。駅の南の吊り橋を渡る短い散策路と、白丸駅から白丸湖に沿って白丸ダム・鳩ノ巣渓谷を歩いて鳩ノ巣駅へ向かうルート
奥多摩駅〜鳩ノ巣の地図。黄色が駅前の氷川渓谷、白が白丸から鳩ノ巣までの道です。数字の順に歩きます

立ち寄るのは、地図の番号順に次の5か所です。

番号スポットひとことで
①奥多摩湖東京の水がめ・小河内ダムの上を歩いて渡る
②奥多摩駅山小屋風の駅舎と、駅から5分の吊り橋
③白丸・鳩ノ巣エメラルド色の白丸湖、ダムの魚道、鳩ノ巣渓谷
④御岳渓谷多摩川の真横を歩く遊歩道
⑤沢井酒蔵・澤乃井の澤乃井園と、吊り橋の楓橋
二

一日のスケジュール

DAY TRIP

東京駅を 7:29 のホリデー快速おくたま3号で出て、9:16 に奥多摩着。午前は奥多摩湖、午後は白丸・鳩ノ巣・御岳と下って、沢井 16:56 発、青梅でホリデー快速おくたま6号に乗り換えて東京 18:36 着です。

一日の時間配分(番号は地図のスポット)

1 2 3 4 5 8:00 10:00 12:00 14:00 16:00 18:00 移動 観光・散策 昼食

2026年10月の土曜のダイヤで確かめた一例

時刻行程交通手段・所要メモ
07:29東京 → 青梅 → 奥多摩(09:16)JR ホリデー快速おくたま 1時間47分・1,410円青梅で奥多摩行きに乗り換え(2分)。新宿からは 7:44 発
09:30奥多摩駅 → 奥多摩湖(09:45)西東京バス 15分・430円駅前の2番のりば。鴨沢西行きなど
09:45① 奥多摩 水と緑のふれあい館滞在 約30分無料。9:30から
10:15① 小河内ダムの堤頂・展望塔滞在 約1時間20分展望塔は 10:00〜16:00・無料
11:40奥多摩湖 → 奥多摩駅(11:58)西東京バス 18分・430円次は 11:58 発(12:15 着)
12:00② 奥多摩駅のまわりで昼食約50分そば、定食、カフェなど
12:50② 氷川渓谷の吊り橋約20分駅から徒歩5分
13:14奥多摩 → 白丸(13:16)JR青梅線 2分・160円ひと駅だけ乗る
13:20③ 数馬峡橋・白丸ダムの魚道滞在 約50分魚道は4〜11月の土日祝 10:00〜16:00
14:10③ 鳩ノ巣渓谷 → 鳩ノ巣駅約45分白丸駅から鳩ノ巣駅まで約3km
14:57鳩ノ巣 → 御嶽(15:09)JR青梅線 12分・210円1本あとは 15:31 発
15:10④ 御岳小橋・御岳渓谷滞在 約30分駅から川へ下りてすぐ
15:40④ 遊歩道を沢井へ徒歩 約30分(約1.8km)多摩川のすぐ脇の道
16:10⑤ 澤乃井園・楓橋滞在 約45分きき酒処は16:30まで
16:56沢井 → 青梅 → 東京(18:36)JR青梅線+ホリデー快速おくたま 1時間40分・1,230円青梅 17:27 発。新宿は 18:22 着

ホリデー快速おくたまは土曜・休日だけの列車です。平日は中央線で立川へ出て青梅線に乗り換えます(東京から奥多摩まで2時間ほど)。10月中旬の日の入りは17時過ぎ。山あいは早く暗くなるので、遊歩道は16時半ごろまでに歩き終えるつもりで。

三

きっぷと予算

TICKET

JR の運賃は4回で合わせて 3,010円。土休日なら、奥多摩まで乗り降り自由の「休日おでかけパス」(2,950円)のほうがわずかに安く、途中の駅で何度降りても運賃を気にせずに済みます。バスは別料金です。

項目おとな1人メモ
JR 東京 → 奥多摩1,410円ICカードなら1,408円
JR 奥多摩 → 白丸160円ICカードなら155円
JR 鳩ノ巣 → 御嶽210円ICカードなら209円
JR 沢井 → 東京1,230円ICカードなら1,221円
(JR のかわりに)休日おでかけパス2,950円土休日など。東京〜奥多摩の JR が1日乗り放題
西東京バス 奥多摩駅 ⇄ 奥多摩湖860円片道430円×2
ふれあい館・展望塔・魚道無料
澤乃井 きき酒処300〜600円1杯ごと。おかわりは100円引き
昼食・軽食1,500〜2,500円
合計の目安約6,000〜7,500円おみやげ(地酒など)は別

中央線の快速には、東京〜青梅のあいだにグリーン車があります(Suicaグリーン料金1,000円、休日おでかけパスでも別に必要)。料金は2026年3月の運賃改定後の額で、2026年10月時点の公表額・検索結果です。

四

ホリデー快速おくたまで奥多摩へ

朝の東京駅、中央線のホームからホリデー快速おくたまに乗ります。新宿・中野を出ると、立川からは青梅線へ。青梅で奥多摩行きに乗り換えると、車窓は一気に山の景色に変わります。

電車の側面の行き先表示。赤い地に「ホリデー快速」、青い地に「おくたま」、その横に「奥多摩行」
ホリデー快速おくたま。土曜・休日の朝、東京・新宿から奥多摩方面へ向かう快速です写真:小田君ロマンス家 / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0、トリミング・縮小)
WHY

青梅〜奥多摩の区間には「東京アドベンチャーライン」という愛称がついています。多摩川の谷に沿って、鉄橋とトンネルを繰り返しながら山へ分け入っていく路線です。車窓からは、ところどころで眼下に多摩川の谷がのぞきます。

終点の奥多摩駅は、東京都でいちばん西にある駅。標高は約343mで、東京駅から2時間足らずなのに、空気がはっきり違います。

瓦屋根と白壁に焦げ茶の木組みを見せた、山小屋風の2階建ての駅舎。背後に山
奥多摩駅。山小屋のような駅舎は「関東の駅百選」にも選ばれています写真:Rory trains / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0、トリミング・縮小)
五

① 奥多摩湖 ── 小河内ダムを歩く

駅前の2番のりばから、鴨沢西行きなどの西東京バスで15分。終点ではなく「奥多摩湖」バス停で降りると、目の前が湖とダムです。

青い湖面の向こうに、ダムの堤と白い塔。背後に紅葉した山
湖の側から見た小河内ダム。完成は1957年、東京の水がめです写真:Guilhem Vellut / Wikimedia Commons(CC BY 2.0、トリミング・縮小)
WHY

奥多摩湖は、小河内ダムで多摩川をせき止めてできた人造湖です。ダムは1938年に工事が始まり、戦争による中断をはさんで1957年に完成。高さ149m、有効貯水量は約1億8,540万m³で、東京の水道の水源の約2割を受け持っています。ふだん蛇口から出る水の、そのおおもとの一つです。

  • 奥多摩 水と緑のふれあい館 ── バス停の目の前にある東京都水道局の展示施設。水源の森やダムの仕組みを、映像や体験型の展示で紹介しています(9:30〜17:00、水曜休館、無料)
  • ダムの堤頂 ── ダムのいちばん上、長さ353mの堤頂を歩いて対岸へ渡れます。片側は湖、反対側は149m下の谷。足がすくむほどの高さです
  • 展望塔 ── 対岸側の展望塔からは、湖とダムの下流の両方を見渡せます。2階にはダム工事の歴史の展示も(10:00〜16:00、無料)
「奥多摩 水と緑のふれあい館」と書かれた、窓の帯のある2階建ての建物と、前庭の若木
奥多摩 水と緑のふれあい館。奥多摩湖バス停の目の前にある、東京都水道局の無料の展示施設です写真:alonfloc / Wikimedia Commons(CC BY 3.0、トリミング・縮小)
ダムの上をまっすぐ延びるコンクリートの道。突き当たりに白い建物、背後に紅葉の山
ダムの堤頂(てっぺん)の道。353mを歩いて渡れます写真:Guilhem Vellut / Wikimedia Commons(CC BY 2.0、トリミング・縮小)

堤頂を往復したら、湖畔を少し歩いてバス停へ。風のない日は、湖面に山がそっくり映ります。

紅葉した山が、波のない青い湖面に映っている
風のない日の奥多摩湖。山が湖面に映ります写真:Guilhem Vellut / Wikimedia Commons(CC BY 2.0、トリミング・縮小)

ふれあい館の中にはレストラン(10:00〜16:00)もあります。帰りのバスを1本遅らせて、湖を見ながら早めの昼食にするのも手です。

六

② 奥多摩駅 ── 昼食と氷川渓谷

バスで奥多摩駅に戻ったら、駅のまわりで昼食を。駅前から旧青梅街道にかけて、そば屋や食堂、カフェ、クラフトビールの店などが点在しています。

食後は、駅から南へ5分歩いて氷川渓谷へ。多摩川と日原川が合わさるところで、川面の上に氷川小橋と登計橋の2つの吊り橋が架かっています。

木立の中に架かる、板張りの細い吊り橋
氷川渓谷の吊り橋。奥多摩駅から歩いて数分で、川面の上を渡れます写真:Guilhem Vellut / Wikimedia Commons(CC BY 2.0、トリミング・縮小)
WHY

駅からすぐの場所で、吊り橋の上から渓谷を見下ろすことができます。奥多摩観光協会の「奥多摩ふれあい森林浴コース」の一部で、時間があれば川沿いの遊歩道を40〜50分かけて歩くこともできます。この日は吊り橋を渡って、次の電車に戻ります。

七

③ 白丸ダムの魚道から鳩ノ巣渓谷へ

奥多摩駅から青梅行きでひと駅、2分で白丸です。小さな無人駅から坂を下り、数馬峡橋を渡ると、眼下にエメラルドグリーンの水がたまった白丸湖が見えてきます。

エメラルド色の水をたたえた湖のほとりに立つ、コンクリートの塔のような建物と、それに続く鉄の階段
白丸ダム。せき止められた白丸湖は、晴れた日にはエメラルドグリーンに見えます写真:Guilhem Vellut / Wikimedia Commons(CC BY 2.0、トリミング・縮小)
WHY

白丸ダムには、ダムで川をさかのぼれなくなった魚のための魚道があります。2002年に完成した日本最大級の魚道で、全長331.8m、高さの差27mを、階段状の水路で少しずつ上れるようにしてあります。見学できる日は、らせん階段で地下へ下りて、魚道を間近にのぞけます。

谷底の岩場に沿って、階段のように折れ曲がりながら下っていく水路
白丸ダムの魚道。ダムの下流から上流へ、魚が段を一つずつ上って行けるように造られています写真:Guilhem Vellut / Wikimedia Commons(CC BY 2.0、トリミング・縮小)
  • 見学できる日 ── 4月〜11月の土日祝日(夏休み期間は毎日)、10:00〜16:00
  • 階段に注意 ── らせん階段はかなりの段数があります。足に自信がなければ、ダムの上から眺めるだけでも

ダムからさらに東へ、川沿いの道を20分ほど歩くと鳩ノ巣渓谷です。巨岩のあいだを多摩川が白く泡立って流れ、その上を鳩ノ巣小橋という吊り橋がまたいでいます。橋からは渓谷を上からのぞき込めます。

切り立った岩の谷を見上げると、頭上に吊り橋が架かり、その上を人が渡っている
鳩ノ巣渓谷。谷底から見上げると、渓谷をまたぐ吊り橋が見えます写真:Haragayato / Wikimedia Commons(CC BY-SA 3.0、トリミング・縮小)
赤や黄色に色づいた木々のあいだを、白い岩の間を縫うように流れる渓流
紅葉の鳩ノ巣渓谷。見頃は例年11月です写真:くろふね / Wikimedia Commons(CC BY 4.0、トリミング・縮小)

渓谷から階段を上がれば、10分ほどで鳩ノ巣駅です。白丸駅からここまで、寄り道を入れて1時間半ほどの道のりです。

八

④ 御岳渓谷 ── 川沿いの遊歩道

鳩ノ巣から青梅行きで12分、御嶽で降ります。寺社のような造りの駅舎は、御岳山と武蔵御嶽神社への玄関口です。

瓦屋根の、寺社のような造りの駅舎と、駅前の道
御嶽駅。寺社風の駅舎は、御岳山の玄関口らしい姿です写真:Mister0124 / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0、トリミング・縮小)

駅前の道を渡って坂を下りると、すぐに多摩川の河原。御岳小橋のたもとから、下流の沢井まで、川のすぐそばを御岳渓谷遊歩道が続いています。

左に石畳の遊歩道、右に大きな岩の間を流れる青い川。両岸に木々
御岳渓谷の遊歩道。多摩川のすぐ脇を、川の流れと同じ向きに歩きます写真:Guilhem Vellut / Wikimedia Commons(CC BY 2.0、トリミング・縮小)
WHY

御岳渓谷の遊歩道は、多摩川の両岸に約4kmにわたって整備された道です。大きな岩のあいだを青い水が流れ、カヌーやラフティングのボートが下っていくのを横に見ながら歩けます。この日はそのうち、御嶽から沢井までの約1.8kmを、流れと同じ向きに下ります。

  • 玉堂美術館 ── 御岳小橋のそばにある、日本画家・川合玉堂の美術館。時間に余裕があれば(3〜11月は10:00〜17:00、月曜休館、500円)
  • 紅葉 ── 遊歩道のモミジは、例年11月中旬〜下旬ごろが見頃。この時期の週末は人が多くなります
青空を背に、燃えるように赤いモミジの枝。奥に黄色い木と緑の山
秋の御岳渓谷。川沿いのモミジは11月中旬ごろから色づきます写真:Hotate Chan / Wikimedia Commons(CC BY-SA 3.0、トリミング・縮小)
九

⑤ 沢井 ── 澤乃井園と楓橋

遊歩道の終わりに見えてくる吊り橋が楓橋(ふうきょう)です。渡った先の対岸には小さなお寺・寒山寺。どちらも、中国・蘇州の寒山寺と、唐の詩『楓橋夜泊』にちなんで名づけられました。

緑色の欄干の吊り橋がまっすぐ対岸へ延びる。周りは紅葉した木々、手前に「御岳渓谷」の標識
楓橋(ふうきょう)。澤乃井園と、対岸の寒山寺を結ぶ吊り橋です写真:Yoshi Canopus / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0、トリミング・縮小)

楓橋のたもとが、酒蔵小澤酒造の清流ガーデン澤乃井園です。小澤酒造は1702年(元禄15年)創業。「澤乃井」の銘柄で知られる、東京の地酒の蔵元です。

白壁の酒蔵の建物が並ぶ敷地。正面の建物の入口に「澤乃井」の看板と杉玉
小澤酒造の酒蔵。「澤乃井」の銘柄で知られます写真:江戸村のとくぞう / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0、トリミング・縮小)
WHY

歩き終えたあとに、多摩川を見下ろす席で一杯。この日のルートの締めくくりにふさわしい場所です。園内のきき酒処では、約10種類の酒を1杯300〜600円で飲み比べられます。お酒が飲めない人向けの飲み物や軽食もあります。

  • きき酒処 ── 10:30〜16:30。月曜休(祝日の場合は火曜)
  • 澤乃井園 ── 10:00〜17:00。売店では地酒などのおみやげも
  • 沢井駅へ ── 園から青梅街道を渡り、坂を上って徒歩約5分です
川を見下ろす木の東屋で、テーブルを囲んでくつろぐ人たち。眼下に青い川
清流ガーデン澤乃井園。多摩川を見下ろす席で、きき酒や軽食を楽しめます写真:江戸村のとくぞう / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0、トリミング・縮小)
山あいの小さな駅のホームに停まる、オレンジの帯の電車。跨線橋の上に小さな塔
沢井駅。ここから東京へ戻ります写真:Raita Futo / Wikimedia Commons(CC BY 2.0、トリミング・縮小)
十

状況に応じて組み替える

行く曜日や季節、足の具合によって組み替えましょう。いちばん効いてくるのは曜日です。ホリデー快速と白丸ダムの魚道の見学は土休日だけ、澤乃井と玉堂美術館は月曜休み、ふれあい館は水曜休みです。

こんなときこうする
酒蔵見学もしたい小澤酒造の酒蔵見学(約40分・700円、前日までにネット予約)は、土日祝は 11:00・12:30・14:00 の3回。白丸・鳩ノ巣を省いて奥多摩 13:14 発で沢井へ直行すれば(13:34 着)、14:00 の回に間に合います
紅葉の時期に行く奥多摩湖畔の紅葉は例年10月下旬〜11月下旬。週末はバスも道も混むので、湖へは 9:00 発のバスで早めに
平日に行くホリデー快速はなく、中央線で立川、青梅線に乗り換えて奥多摩へ。魚道の見学はできないので、白丸ダムは外から眺めます。平日は奥多摩駅から日原鍾乳洞行きのバスもあります
山にも登りたい御嶽駅からバスとケーブルカーで御岳山へ。武蔵御嶽神社まで往復すると半日かかるので、奥多摩湖を省いて組み直します
疲れた・時間が押した白丸〜鳩ノ巣は電車でひと駅(5分)。御嶽〜沢井も電車なら4分です
雨の日渓谷の道は滑りやすく、増水した川辺は危険です。ふれあい館・玉堂美術館・澤乃井園を中心に、歩く区間を短く
十一

出かける前に

  • 歩きやすい靴で ── 渓谷の遊歩道は、岩場や階段、木の根の出た道が続きます。この日は全部で8km前後歩きます
  • クマに注意 ── 奥多摩の山あいでは、クマの目撃情報が出ることがあります。出かける前に町や市の情報を確かめ、鈴などで音を出しながら歩きましょう
  • 帰りの電車は早めに確認 ── 青梅〜奥多摩は日中30〜40分に1本ほど。乗り遅れると次まで待つことになるので、駅に着く時刻から逆算して動きます
  • 飲んだら川に近づかない ── きき酒のあとの河原歩きは控えて。沢井駅へまっすぐ向かいましょう
  • 時刻は必ず確認 ── この記事の時刻は2026年10月の土曜のダイヤで調べた一例です。平日・休日で変わるので、前日に乗換案内で確かめてください

結 — 一枚まとめ

  1. 東京 7:29 のホリデー快速おくたまで奥多摩 9:16 着(土休日)。帰りは沢井 16:56 発、青梅で乗り換えて東京 18:36 着。
  2. 朝いちばんにバスで奥多摩湖へ。ふれあい館、小河内ダムの堤頂と展望塔。どれも無料。
  3. 奥多摩駅で昼食、氷川渓谷の吊り橋。ひと駅乗って白丸から、白丸ダムの魚道と鳩ノ巣渓谷を歩いて鳩ノ巣駅へ。
  4. 御嶽から御岳渓谷の遊歩道を下り、楓橋を渡って澤乃井園で一杯。
  5. 予算はひとり約6,000〜7,500円。きっぷは休日おでかけパスが少しお得。魚道とホリデー快速は土休日だけ。

参考

写真は Wikimedia Commons で公開されている、再利用が認められた写真を使っています。作者とライセンスは各写真の下に記しました。紅葉の写真は撮影時期が11月のもので、10月中旬はまだ緑が中心です。地図の空中写真は国土地理院、道と線路の形状は OpenStreetMap のデータをもとに作成しています。時刻は NAVITIME の乗換案内とバス時刻表で2026年10月の土曜のダイヤを調べたもの、料金・時間は2026年10月時点のもので、変わることがあります。

旅ノート No.5 — 奥多摩 日帰りルート / 2026.10

← 記事一覧へ